当地大阪府には戦没者の御霊を恒久的にお祀り申し上げる施設がなかった。
昭和12年「日支事変」が起こり、大阪府出身の多くの若者が戦場へ赴き、勝利はしたものの尊い命が異郷の地で散華された。
この事を契機に大阪府にも戦没者の御霊をお慰めする恒久的な施設が必要であると、大阪府民から自発的な運動が起こり、昭和14年、時の府知事が奉賛会長に就任し、当大阪護國神社が、内務大臣指定護國神社として創建された。いわば、当時から大阪府民の神社として創建されたのである。
その後、戦争の激化、大東亜戦争の開戦、終戦等様々な苦難を経て、昭和38年5月、現社殿が創建され、同時に境内整備が行われ現在に至っている。